好きなおせちの具ランキング 1位は、黒豆

黒豆はおせちの一の重に入っているのが定番になっています。また黒豆には厄除け、健康、長寿の3つの意味があり、家族がまた一年健康で元気に暮らしていけるようにと願いがこめられています。

 

黒豆の黒い色には魔をはらい、邪気を寄せ付けない力があるとされています。また、災いが降りかかるのを防ぎ、長寿になる色でもあるといわれています。黒豆を食べることで一年間の厄払いをして、新しい年も元気でいられるようにという意味があります。

 

健康はまめに働いてまめに元気でいられるようにという意味もあります。黒豆の「まめ」には「こつこつと」「よく動く」などの意味があり、縁起担ぎをしていて食べることでこれからまた一年、家族みんなが元気で暮らせるようにという願いがこめられています。

 

長寿はまめに達者で、しわが寄ってしまうまで長生きできますようにという願いがこめられています。黒豆はアントシアニンなど体によいとされる成分をたくさん含んでいて栄養価も高く、食べることで体が健康になります。

 

関東と関西では解釈と作り方が違っています。関西ではふっくら丸く炊くことで、しわが寄らぬよう長生きできますようにという意味で作っており、関東ではわざとしわが寄るように炊いて作ることで、しわが寄るまで長生きできますようにという願いをこめて作られるということです。

 

黒豆自体が健康そのものを表していて、豆という言葉が持つ意味や色や形から縁起物であるとされ、おせちでは人気がある料理です。

 

まめというと言葉としてこまめにとかまめまめしくというように、まめというようによい意味で使うことが多く、また豆の形は丸く、太陽そのものを表しているとも言われ、一生懸命に働き、精を出すほど体が丈夫で健康でいられるという知識からよいものとされています。

 

また屋外で農業などを営むことで豆のように日焼けし、肌の色が黒くなるほど働くことで健康になるという体験に基づいていて、幸福を招くとされています。